予防歯科
予防歯科

予防歯科の基本は「定期検診」です
お口の健康を維持するためには虫歯や歯周病になってからではなく、最初から「予防すること」が大切なのです。
初期の虫歯は痛みがないので気付きにくいです。
「歯が痛い!」と思って歯医者に行った時には、虫歯や歯周病はかなり進行しています。早期発見、早期治療できれば治療時間が短縮でき、痛みも費用も節減できます。
定期検診(メンテナンス)は、虫歯や歯周病などを予防することができ、糖尿病などの全身疾患のコントロールにも有効です。
また、虫歯の母子感染などにも効果があります。
自分の健康を守るための投資と考え、定期的にチェックしましょう。
歯を失う二大原因は、歯周病と虫歯
生きるために欠かせないのは「食べる」ことです。食べるために無くてはならないのが、健康な「歯」です。
しかし、残念ながら歯の寿命は長くなった日本人の平均寿命に追いついていません。
歯を失う二大原因は、歯周病と虫歯です。
とりわけ歯周病は、糖尿病、高血圧症、心臓病といった生活習慣病と同様、初期段階では自覚症状があまり無いことが特徴で「サイレント・ディシーズ(静かなる病気)」と呼ばれています。自覚症状が出た頃には、かなり進行しているケースが多い怖い病気です。
生活習慣病の早期発見のための内科検診は、職場や学校や自治体で定期的に受けている方が多いと思います。
ところが、歯の健康診断はどうでしょうか。
おろそかにされがちだった歯の健康診断の重要性が、近年見直されています。
美味しく食べて健康に長生きするためには、3~6ヶ月に1回の歯科検診が有効です。
※歯周病がひどい方や再発しやすい方は、1ヶ月に1回来て頂くこともあります。
歯科検診を受けると…
- ホームケアでは落とせない汚れが除去できる
- 歯周病や虫歯の予防ができる
- 早期発見と早期治療ができる
- 治療時間・費用の節減ができ、痛みも少ないうちに治療できる
- 予防意識が高まり、お口の健康を保ちやすくなる
ホームケアだけでは決して除去できない汚れがあります

お口の健康を保つためには、日常の「ホームケア」と歯科医院でしかできない「プロケア」の両方が必要です。
ホームケア
毎日の歯磨きとデンタルフロスや歯間ブラシ、食事の摂り方など、家庭で行う日常のケアです。
プロケア
歯や歯茎の状態のチェック、歯の汚れのクリーニング、歯科衛生士による歯磨き指導など、歯科医院でしかできない専門的ケアです。
どんなに頑張って歯磨きをしていても磨き残しはあるもので、歯科医院の専門器具でしか除去できない汚れ(バイオフィルム)や歯石があります。
この汚れこそが歯周病と虫歯の原因なのです。ホームケアでは決してできないクリーニングを定期的に行っていくことで、お口の健康を維持するお手伝いをします。
定期検診を続けているか、続けていないかによって歯の寿命は変わってくるでしょう。痛みや異常を感じていなくても、検診は受けることをお勧めします。
転勤の多い方はご用心!
ここだけの話ですが、多くの歯科医師は、自分で治療を行った歯は絶対に長持ちさせようと予防を頑張りますが、他の歯科医師が行った治療については責任をとることができません。
自分が行った治療はよく分かりますが、他の人が行った治療はなぜその治療を行ったのか分からない場合があるからです。
このような理由から、他の歯科医院で行われた治療に不安があると、すぐに再治療したり抜歯をしたりすることになるのです。
歯を長持ちさせたいのであれば、かかりつけの歯医者を持つことです!
美容室や散髪屋さんには2~3ヶ月に1度は行きますが、歯はどうですか?
服は着替えることができますが、歯の見た目や口臭はそうはいきません。
日頃からのお手入れが重要なのです。