親知らずについてのQ&A

よくある質問

前から数えて8番目の歯で第三大臼歯、知歯(ちし)とも言います。
親知らずは20歳前後で生えてくる歯のため、平均寿命が40歳前後だった昔の人たちは、自分の子供の親知らずが生えてくる前に亡くなってしまって、この歯を見ることが出来ないというのが親知らずの名前の由来だと言われています。
親知らずは、生えてくる場合と生えてこない場合(又は最初から無い場合)があるのですが、この歯は場合によっては抜歯してしまった方が良いこともあります。

親知らずがまっすぐ生えていて問題なく噛めているのであれば、抜く必要はありません。最近の日本人は、食生活の変化で顎の骨が小さくなる傾向にあり、親知らずが生えるスペースがなく、きれいに生えることが少ないです。

元々親知らずがない方もいます。うまく生えても磨きにくい場所なので、虫歯や歯周病にかかる可能性が高く、治療をしてもすぐに再発してしまう事が多いです。

ひとつの指標としては、痛みや腫れを繰り返しているようであったり、虫歯を繰り返している、体調が悪い時などに浮いた感じがする場合には、抜歯をしたほうがいいかもしれません。

狭い所に無理矢理生えてくるので、歯並びが悪くなる原因にもなります。
ブリッジの土台などで必要になる場合は、無理してでも治療をして使っていくこともあります。

患者様のそれぞれの状態により変わってきますので、まずはお気軽にご相談ください。

生え方が良くない親知らずは、お掃除もやりにくくなりますので、抜くことも良い治療ではないかと思います。
上の親知らずは、下に比べて意外と簡単に抜ける場合が多いのですが、中には、根の先が太くて曲がっていたり、骨の中に埋まっている場合は難しい場合があります。